[育児日記]2006年 6月

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ろんま家とワールドカップ

2006年06月13日(火)
私は特別サッカー好きというわけではありませんが、
何度かサッカー場に試合を見に行ったことはあります。

ワールドカップを観始めたのは、前々回の8年前のフランス戦。
仕事場の同僚が大騒ぎしていて、営業中だというのに、
忽然といなくなってしまったりしていたので、
『どこ行っちゃったんだろう・・』と不思議に思いながら、
先に仕事を終えた私が事務所に行くと、
みんながテレビに群がって白熱観戦中。
その時『おまえも見ろ!』と、強制的に観させられたのですが、
何気なく見ていたら、結構おもしろい。

そんな訳で、ワールドカップは4年前の日本韓国戦も
イタリアの国営放送で放送されていたので、
毎日チェックして、妊婦であるにもかかわらず、
かなり一生懸命応援していました

ちなみに今年のイタリアでは、イタリア戦以外のほとんどの
試合の模様は、有料放送になってしまったため、
生中継では見られません。。。(残念

昨日の日本戦は夜中の12時頃から、
かなり短縮されていましたが、国営放送で放送され、
先ほど観終わりました。
日本勢はかなり頑張っていたのに、とても残念です。


ところで、ロンパはイタリア人の例外にもれず、サッカー好き。
最近は、昔ほど熱狂的ではないけれど、
ワールドカップとなると、やはり話が変わってくるらしい。
それでも「今年のイタリアはすぐにダメになるだろう」と
予想している。(ロンパだけでなく、みんなそう言ってますが)

そんな中トトカルチョのワールドカップ版(なのか知らないが)の
SNAIというサイトで掛け率などを調べた上で、
そのサイトで購入できるらしいが、
店頭でも発見することもできるシステムらしい。

第一回戦が始まる前日、普段PCに触ろうともしないロンパが、
ジーっとPCとにらめっこ。どうやら決まったらしく、私に
「これ掛けてもいい?」としつこく聞いてくる。

最近ではナンバーズのような、番号あわせ宝くじも
買わなくなっていたので、「たまにはいいよ」と言ってみた。

ルールはよく解からないが、とりあえず日本とオーストラリアは
引き分けると予想したらしい。

生中継のラジオを聞きながら、仕事の打ち合わせの
準備をしていたロンパ。
日本が先制点を取ったとき、大喜びで知らせに来た。

仕事の打ち合わせをしている最中でも、
ラジオはかすかに聞こえるくらいの音でついていた。

私がロンを迎えに行っている間にどのような結果になったかを、
ホール担当の人が説明してくれている最中、
オーストラリアが1点入れた。

ロンパは「日本には申し訳ないけど、うちらにとってはこれで
掛けが当たったから、いい結果になったよ」と大喜び。。
おいおい。。いくらほとんど終わったからといっても、
今は仕事の話中なんですけど。。。

ホール担当の人が帰ったあと、ラジオを引き続き聞いていると…
オーストラリア2点目。。。
ロンパの落胆振りは目に浮かぶでしょう。。

そして駄目押しのような3点目。
ここまでくると諦めきれるようで、
吹っ切れた様子で仕事に出かけていきました。。

ちなみに、イギリスで売られているウイリアムヒルという、
SNAIのイギリス版のサイトには、勝ち率、配当が高い為、
そちらにお客さんをとられてしまう可能性があるため、
イタリアからのアクセスが出来なくなっています。

テレビでも、このサイトのことを「詐欺」「インチキ」的な
イメージを与えるような表現で、
『このイギリスのサイトにはアクセスしないように』
と促しているらしい。
イギリスに住んでいたロンパは、このサイトのことを
よく知っていて
「イタリアのものより歴史があるし、よっぽど信頼できるのに、
こういう表現を使うなんて」とかなり怒っていました。

ま、なにはともあれ、どうでもいいけど、
このところの車の不調で、買い替えを余儀なく
考えさせられている為、少しでも足しになる様、
どうにかロンパが掛けた試合が、
一つでも当たってくれますように。。

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Medico di base

2006年06月06日(火)
イタリアの医療制度は日本と随分違います。

まずMedico di baseという形で、比較的近所のお医者さんを
主治医(ホームドクター)として割り当てられ、
救急のとき以外に病院へ行く場合、例えば検査とか専門医の検診などは、
全てこの主治医にリチェッタを書いてもらい、
病院での診察の為の予約をする。という流れ。
通常の診察の予約は2週間から1ヶ月待ち。
レントゲンとかそういった機器類は3ヶ月待ちなんてこともザラ.

ある日病院で脳腫瘍の検査をするため、
予約の日程を決めている中高年の女の人が、受付の人に
「1年後でなければとれません」と言われ、
『一年後では遅すぎます』と言うと、
「では、検査料を支払えば、3ヵ月後に予約を取れますよ」と。

最近では随分変わってきましたが、イタリアの医療は、
国が負担している為、出産費用も入院費用も全てただでした。
もちろん負担金は病気にもよりますが、
個人で病院に支払う額というのは、日本に比べて随分少ないです。
が、税金として医療費は既に支払済みなので、結局同じことなのですがね。。
しかしある程度の支払いをすれば(大体100ユーロから500ユーロ程)
優先的に検査が受けられるというシステムは、
いかにもイタリアらしいですよね。

みんなが検査のために20ユーロ支払えば、平等に検査が受けられるのに。
しかも、脳腫瘍なんて一刻を争う病気。
それを聞いてなんだか恐くなりました。

ちなみに小児科も同じで、専属の小児科医がいて、
その先生を通して、全ての検査や薬の処方が行われています。
(小児科医のことを書き始めると終わらないので、今日はやめておくことにします)

今回この街での主治医を割り当てられてビックリしたのは、
その先生の本職は「歯医者」さん。

歯医者さんが風邪の治療するの?
と、なんだか不に落ちない気持ちの中、
ロンパが何度か診察してもらう度にとても嬉しそうに帰ってきて
その先生の特徴的なローマ訛りで症状を説明していました。

ロンパはその先生をかなり気に入っていたようなので、
ちょっと風邪をひくと「歯医者行ってくれば?」と
冗談にならない冗談を言っていました。

前に住んでいたサロの主治医の先生は、
妊娠していたのでよくお世話になりましたが、
今のところに引越してきて今回の風邪をこじらすまで、
一度も会ったことがありませんでした。


何度か処方箋が必要で、主治医のところに行くたびに休み。
大体私が行くときは、ずるずる引っ張って
次の日から休みになるという金曜日がほとんどだったせいか(?)
行くたびに「金曜日はお休みします」という張り紙が
ドアに張られており、

「。。。また3連休取ってる。。」とブツブツ怒りながら、
毎回代わりの医者のところまで行くハメになるのです。

そして今回。
「今日いなかったら、よっぽど縁がないんだよ」
と言いながら家を出て、主治医のところに向かった。
マンションの一室にある診療所。

マンションの入り口を入り、
朦朧としながらエレベーターを待っていると、
なにやら男の人と女の人が話しながら階段を下りてくるのが聞こえた。
「・・・まさか、主治医でお出かけするんではないよな…」
なんて思っているとエレベーターが来たので乗り込みながらも、
どんな人か見てみようかと思いつつ、
そこまで体力をもちあわせていなかったため、
「そんな事あるわけないか…十室以上あるマンションで。。」
と言い聞かせ、ドアを閉めるときに聞こえてきた会話が、

「どうせ誰もこないし。。。。」







嫌な予感。。。




エレベーターが止まって、主治医のところのベルを鳴らす。

「・・・・・・・・」

もう一回
「・・・・・・・・・」

看板を見ると名前のところだけ残して、
歯医者の部分がガムテープが貼られて消されている。

「・・・これ?うちの主治医だよな…」
だんだん不安になってきた。

電話番号が書いてあったので、携帯から電話をしてみると
「トゥルルル・・・・・」中で鳴っている。

帰ろうかと思ったが、かなりしんどい状態だった為、
ロンパに電話をして、いつもの代わりの医者へ行くと伝えた。
そこでロンパと落ち合い、
待っている間ロンパが主治医のところへ電話をしてみると、
秘書が出て「具合が悪くなって、今朝帰りました」と言われた。


幸いロンパが何度か見てもらったお医者さんの方がすいていた。
一緒に入っていってロンパが説明すると、その医者が

「今日は彼(主治医)の代わりは僕ではないですよ。」と。

ロンパ「たった今、具合が悪くなったので帰ったそうです。
   秘書の方から先生に見てもらうように言われたのですが」

医者「いや。今日は僕の当番じゃないから診察しません(キッパリ)」

ロンパ「診察しないってどういうことですか?病人を目の前にして医者がそういうこと言っていいのですか?」

医者「そういう問題でなくて、今日は僕の当番ではないし、
   あなた方の主治医でもない僕が、なぜ診察しなくては
   いけないんですか?」

ロンパ「じゃあ今朝病気になって帰ってしまった
    主治医の代わりに誰が診察してくれるんですか?」

医者「僕じゃあないのは確かです。もう一人別室に先生がいるので、彼女に診てもらってください。」

ロンパ「(ブチッ)はあ〜?こんな具合悪い病人を、
  あんなに20人近く待ってる列に並べというのですか?
  この病人を1時間以上待合室で待たせるんですか?

このやり取りを聞いていて、余計具合が悪くなってきた私は
ロンパに「もういいよ。帰ろう・・」とか細い声で言うと、
ロンパはもっと逆上して
「何が帰ろうだ!彼は医者なんだから診察しなくちゃいけない義務がある!!診察するまでここから出ないぞ!
とかなり燃え上がっていた。

医者もロンパの様子と私の声を聞いて、
診察せざるを得ないと感じたらしく、

「それでは仕方がないので、
 私の好意で診察してあげましょう
 私の好意ですからね。本当は診察しないんですよ。
 特別にしてあげます
と言って、私に座るように促した。

私の近くまで来ると、呼吸の仕方などから
「ハッ」と顔色が変わって、
さっきまで診察しようともしなかったのに、
いきなり動きが機敏になり、喉の奥を見て
「うわー。。こりゃひどい。。痛いねー。痛いでしょ。
(ロンパを診て)彼女、とても具合悪いですよ」と。。。
おいおい。。だから来てんじゃん。。


彼のあまりの態度の変わり方から、自分が病人なんだと悟って、
イタリアの薬でラリッても、ちゃんと飲まなくちゃダメだなと、
真面目に飲んだんですがね。




そして後日。。。
医者から「主治医と話し合って、検査をしに行ってください」
と言われていたので、今回は充分に電話確認をして、いざ出陣。

ここまでくると「意地でも主治医に会ってやる!」
と意気込んで、初めて主治医に会うことが出来ました

高級時計カタログ雑誌と、高級お色気雑誌(どんなんじゃって?)
が積まれておいてある待合室で待っていると、
また「歯医者さんで大丈夫なのかな〜」という不安が。。。

ここまででも充分長くなってしまいましたが、
この先は続きに書きます。



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